発声練習と嚥下練習に効果的な方法とは

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発声練習と嚥下練習は基本的に同じ器官を使って行われます。
発声練習は単に歌を上手くするためや、声量を大きくするためだけに行われるものではありません。
近年では高齢者が増えていることもあり、高齢者施設や障害者施設などでも発声練習や嚥下練習は欠かせないものになっています。
このような練習方法は、特に麻痺がある患者さんが食事をする前に行うと効果的です。
しっかりと嚥下練習をしてから食事をしないと、食べ物や飲み物を上手く飲み込むことが出来ずに誤嚥してしまい、命に関わることもあります。
そこで最も多く用いられている方法が「パタカラ体操」です。
「体操」と言っても手足を動かすのではなく、これは様々な形に口を動かす方法です。
やり方は至ってシンプルです。
ただ「パ」「タ」「カ」「ラ」の4音を発するだけです。
特に決まった方法はなく「パ」「タ」「カ」「ラ」をそれぞれ連続して言ってみたり、「パタカラ」と4音をまとめて繰り返したりします。

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しかしただ意味もなく音を繰り返すだけの発声練習・嚥下練習ではつまらないので、高齢者施設や障害者施設では「パンダのタカラモノ」「タンボのカラスがラッパをフイタ」など、「パ」「タ」「カ」「ラ」の4音を出来るだけ多く入れた単語や短文を作って楽しく練習します。
では「パタカラ体操」という発声練習・嚥下練習はどんな効果を発揮するのでしょうか。
まず「パ」もしくは「バ」という音は、唇が閉じた状態から発せられます。
そのため唇の閉鎖機能を向上させることが出来ます。
「タ」または「ダ」は上顎に舌がついた状態で発せられます。
この方法は食べ物を上手く口の中に取り込むのに効果を発揮します。
また「カ」や「ガ」は舌を喉の奥に引き込んで出す音のため、鼻咽喉を閉じた状態で食べ物を食道に送り込む動作に繋がります。
(食べ物が誤って気管に入ってしまうのを防ぎます。
)さらに「ラ」は舌が上顎から離れる時に出るので、食べ物を喉の奥に送り込む練習になります。
最後に「パタカラ体操」は発声練習や嚥下練習だけではなく、他にも色々な場面で役に立ちます。
例えばこの方法は、いびきや歯ぎしりの解消・睡眠時無呼吸症候群の改善や予防・口の周りの筋肉を鍛えること・表情を豊かにすること・麻痺によって無意識に出てしまう涎の改善・入れ歯の安定・口腔内の問題解決・フェイスラインをすっきりさせる顔痩せ効果も期待出来ます。

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